くすぐりの同人誌を描き始めてもう10年以上になります。
あらためて、くすぐりとは何かという点を突き詰めて行きたいと思います。
まずはWikipediaのくすぐり項目を参考にしてみましょう。
くすぐりとは
くすぐりとは人の「くすぐったい」感覚を与えて笑わせるということとあります。
くすぐり(擽り)とは、人の皮膚表面を刺激して「くすぐったい」感覚を与え「笑わせる」ことをいう。
くすぐり – Wikipedia
さらには、くすぐりは反射であり、他者の存在についても触れられています。
くすぐられた時の反応は人間に限らず他の動物にも見られ、その反応は反射に近い。精神分析学者アダム・フィリップス(英語版)が「くすぐりにはどうしても他者の存在が必要である」
くすぐり – Wikipedia
つまり、自分でくすぐってもくすぐったいわけではなく、他人がいるからくすぐったいということのようです。
これはくすぐりの実感としてわかると思います。
古典芸能のくすぐりについて
伝統芸能でいうくすぐりとは現代でいうくすぐりと意味が違うようです。
伝統芸能では、演者が本筋とは直接関係がない駄洒落や内輪ネタでことさらに観客の笑いを取ることを「くすぐり」という。
くすぐり – Wikipedia
これは現代のくすぐりとは全く違うので紛らわしいですね。
古典芸能のくすぐりと性的なくすぐりはだいぶ違うので、きちんと場合分けしていくのが良いと思います。
性的なくすぐり
くすぐられる感覚は脳内の前帯状皮質を活性化させます。
そこから好意のある相手からのくすぐり行為は性的快楽に繋がるようです。
ココから性的嗜好としてのくすぐりが派生していきます。
くすぐりと同人誌創作
くすぐり同人誌では一般的に好意をもつ同士のくすぐりというよりも、罰ゲームや拷問のような位置付けでくすぐりが登場します。
私の作品でもこのような立ち位置が多く、今後も業界的にこのトレンドは変わらないのではないかと考えています。