覚え書き

Asus製タブレットPC Vivotab note 8 にWacom feel ドライバがついに正式対応したので、早速入れてみました。

■ Vivotab note 8
Wacomデジタイザ搭載の8インチwindows8タブレットPCとして発売され、筆圧検知に対応しているため簡易液晶タブレットのように使えることから、お絵かき用途として注目されています。
ところがWacomデジタイザを搭載、筆圧1024段階まで対応していながら肝心のWacomのドライバがこの機種に対応していなかったため、Windowsの提供するしょぼいドライバで動かす方法しかないという歯がゆい状態でした。当ブログでもその状態でSAIやClipstudioで筆圧を使う方法を解説してきました。
VIVOTAB NOTE 8 で CLIP STUDIO PAINT の筆圧設定
VIVOTAB NOTE 8 でSAIの筆圧設定

 

Wacom feel IT technologies ドライバが Vivotab Note 8 に完全対応。
2014年4月14日にドライバが更新され、ついに Vivotab Note 8 も対応されました。
ということは筆圧1024段階まで完全に対応されるということで、
タブレットのスペック的にはBambooシリーズ並になったということですね。では早速インストールしてみましょう。

■ドライバのインストール
では以下のページからドライバをダウンロードしましょう。
http://us.wacom.com/en/feeldriver/
日本語のページだと古いバージョンのドライバしか置いてなかったのでWacom USからダウンロードします。
ページに飛ぶと真ん中辺りに >>Download Driver<<という項目があるのでそこをクリック。
ダウンロードしてきたファイルを実行。再起動を要求されるので再起動しましょう。
wacomドライバ
ドライバインストール後コントロールパネルを見ると、”ワコムペン”という項目が追加されていてそれがタブレットの設定になります。
ペンタブレットをお持ちの方は見慣れた設定画面かと思います。
右下の調整開始で画面上の正確なペンの位置を調整できるのでやっておきましょう。
これで問題なくwacom公式のドライバでペンタブレットが扱えるわけです。
■このブログで以前wacomのドライバが来ていなかった頃
ソフトの設定をいじって使う方法を解説しました。
Wacomのドライバが対応した今それらはまったく必要無くなります。
なので設定のもとに戻し方を解説します。

■SAIの場合
以前 VIVOTAB NOTE 8 でSAIの筆圧設定 で解説したwintabをSAIのインストールされているフォルダにコピーしている場合。
VIVOTAB NOTE 8 でSAI
その時に作った"wintab.ini"と"wintab32.dll"のファイルを削除します(SAIのインストールされているフォルダにあります)。
これを削除すると、wacomのドライバの方を自動で認識するので、動きがとてもスムーズになります。

■CLIPSTUDIO PAINTの場合
こちらも VIVOTAB NOTE 8 で CLIP STUDIO PAINT の筆圧設定 このエントリーで、環境設定からOS標準のTabletPCを選ぶ方法を紹介しました。こちらも例によってwacomのドライバが対応したので。
VIVOTAB NOTE 8 で CLIP STUDIO PAINT の筆圧設定
ファイル>環境設定>タブレット ”使用するタブレットサービス”の"Wintab"を選択して、okを押してください。
するとwacomのドライバが有効になり描き味が段違いに良くなります。

■感想
ついに来たかという感じでWacomのドライバに正式対応された Vivotab Note 8 。普通にデスクトップをペンで操作している時すらかなりストレスが減りました。この違いには結構驚いています。
特に絵を描く時などその反応の良さが如実に出て、線がちゃんと筆圧をキープしながらついてきてくれるというような、しっかりした描き味があります。
画面端の反応もwacomドライバで補正しているのかひどく気になることもなくなりました。この辺は本当にすごいと思います。
これからも外出先でのお絵かきに重宝しそうです。
というわけでドライバを入れてサクッと1時間くらいで描いた龍驤ちゃんです。
rj
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覚え書き

■ VivoTab Note 8 でCLIP STUDIO PAINT を使う際の筆圧設定

VivoTab Note 8

WACOMデジタイザ搭載のWindows8タブレット” VivoTab note 8 ”。
8インチモニター、筆圧対応で小型の液晶タブレットのように使うことが出来ます。

うちの環境だと CLIP STUDIO PAINT の筆圧がデフォルトで有効になっていなかったので、筆圧設定の有効化と、タブレットに最適化されたインターフェイスを有効にする方法メモです。

スクリーンショット (4)b

■さっそくクリペをインストールして使ってみるとなぜか筆圧を認識しない。8インチのスクリーンにクリペのインターフェースはごちゃごちゃしすぎて描くところが狭い。

スクリーンショット (6)b

■環境設定
まず”ファイル”メニューから→”環境設定”を開きます。

スクリーンショット (7)b

■TabletPCにチェックを入れる。
左側にタブレットという項目があるのでクリックすると、
”使用するタブレットサービス”が”Wintab”になっていました。
どうやらVivo Tab Note 8は現時点ではWintabに対応していないようで、“TabletPC"の方をチェックします
(そのうちWacomから Vivotab Note 8 用のドライバが出るらしいです)
これで”OK”を押すと CLIP STUDIO PAINT 上で筆圧が有効になります。

次はインターフェースを広めに使う設定です。

スクリーンショット (9)b

■タッチ操作に適したインターフェースに調整する
同じく”環境設定”内の左側”インターフェース”という項目があるのでクリックします。
右側に”タッチ操作に適したインターフェースに調整する”にチェックを入れます。インターフェースのスケーリングはデフォルトの標準で丁度いいと思います。これで”OK”を押すとこんなかんじになります↓

スクリーンショット (10)

 

色々と折りたたまれ、メニューも最小限になっています。
モニターが9インチなので絵を描くスペースは最大限あるといいですね。
CLIP STUDIOはホント機能豊富、探すのが大変ではありますが。

以上です。

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下記のサイトにSAIで筆圧を有効にする方法や、ペンのズレを修正する方法などが詳しく解説されています。

□肉うどん| VivoTab Note 8 でSAIを使う(座標・筆圧問題なし)http://www.rez.sakura.ne.jp/~io/txt/vivotab/4.html